2017年05月12日

【労一】平成27年「働く女性の実情」

 我が国の女性労働に関するデータの特徴である、M字型カーブはこの30年間で大きく上方にシフトし、かつ、窪みが大幅に浅くなった。
 労働力率の上昇幅が最も大きかったのは「25〜29 歳」で、その結果、平成14年以降は「20〜24 歳」の労働力率を上回り、M字の左のピークとなっている。
 また、M字の底である「30〜34歳」では、昭和60年の50.6%から平成27年の71.2%へと20.6ポイント上昇した。
 加えて、「50〜54歳」、「55〜59歳」での上昇幅も特に近年において大きくなっており、M字の右のピークである「45〜49歳」以降の落ち込みがなだらかな形状へと変わってきている。

こうした30年間の女性の労働力率の変化について、配偶関係別の構成比の変化要因と配偶関係別の労働力率の変化要因に分解すると、労働力率が上昇した25歳から64歳までのすべての年齢階級で、有配偶者の労働力率の上昇による効果が最も大きかったことが確認できた。
 また、労働力率の上昇幅が最も大きかった「25〜29歳」では、未婚者比率の上昇の効果も同程度に大きかったことが確認できた。
 さらに30年間を10年ごとに分けて分析した結果、M字型カーブを上方シフトさせる要因として、かつては晩婚化、未婚化の進行による未婚者比率の上昇の影響が大きかったが、ここ10年間では、有配偶者の労働力率の上昇の影響がどの年齢階級でも大きくなっており、30年間の変化全体としては、後者の影響が前者を上回ったことがわかった。

平成27年「働く女性の実情」(改行等変えています)


posted by 講師 at 23:00| 愛知 | ポイントレッスン | 更新情報をチェックする